毎日積立の有用性を示す(その1

まず、先の記事でも書いた通り、「SMTグローバル株式インデックス」を約9年間でどのような動きとなるかをシミュレーションします。

そのためには、まず最初にしなければならないのが、「SMTグローバル株式インデックス」の基準価額の遷移です。
これは、幸いにもモーニングスターが提供してくれています。

●モーニングスターより
「SMTグローバル株式インデックスのチャート」

このページの下のところには、
「基準価額をダウンロード」
「分配金をダウンロード」
「リターンデータダウンロード」
の3つのリンクボタンがあります。
そのうち上の2つである基準価額と分配金の一覧を取得します。
先の記事でも書きましたが、非常に面倒で残念なことに、このファンド、過去4回ほど分配金があります。
今回のシミュレーションで分配金をどのようにしようか考えましたが、再投資するより、受け取ったお金として別に計上して評価額に加算でいいのではないかなと思っています。自分の作成したExcelシートでは、再投資の計算も行うこともでき、再投資による場合でもできなくもないのですが、今回のシミュレーションの目的を考えると必須でもないことと、そもそも9年で4回、それもすべて20円ですから、あまり影響もなさそうだということで(毎月分配や大きな分配金がある場合は別です、影響が大きいので)。

上記で基準価額と分配金の一覧が取得できました。
次に必要なのは、営業日です。その投資信託を購入できる日がいつかということになります。
ですが、これも上記の基準価額の一覧で賄えるかと。何も証券会社の営業日を過去から調べるなんて面倒なことをすることなく、この基準価額の日付をもってして代用できると思います。なお、この投資信託は、2008年1月9日からです。シミュレーションとしては、2016年末日こと、2016年12月30日までの2201営業日分のシミュレーションを考えます。

すなわち、このシミュレーションでは、約9年にも及ぶ投資をするにあたって、2201万円を持っている人が、毎日毎日1万円ずつ積み立てることと、毎月約20万円(月の営業日×1万円)くらい9年×12か月投資する場合、2201万円を一括投資をする場合とどれが一番よいかということです。

あはは、おまえ馬鹿だな~っと思った人は正解です。
リーマンショック後の暴落時の最低価格時に全額投入した一括投資が一番儲けが出るのは間違いなく。
ですが、このシミュレーションは、一番儲けがでる場合を求めるのではなく、9年間の2201営業日のどの時期に一括投資2201万円を投入した場合、その2201パターンでどのくらい評価額が分散しているかを求めることに主眼を置いています。
まだ計算していないので明確なことは言えませんが、2201パターンがどれくらい評価額として分散しているか、またその平均はどれくらいか、それは毎日や毎月積立を行う場合と比較してどうなのか。
そういうことを調べてみたいということです。

毎日積立投資は1パターンしかありません。
毎月の場合は、日を1日~月末日まで約30パターンでやりたいと思っています。別に毎月1日に投資をしようが、毎月25日に投資をしようが9年という期間ならそれほど大きな差は出なさそうとは思っていますが、それでもこの約30パターンがどれくらい分散して評価額がことなっているかがわかれば面白そうだ。
どういう結果になるか分かりませんが、毎月1日に積立した場合に比べ毎日25日に積立した場合のが評価額が良かったとかなったら面白そうだ。要するに毎月任意に購入することが9年という期間でどれくらいブレが生じるのかということ。

その毎月の約30パターンは、毎日の1パターンに比べてどれくらいブレが発生するものなのか?

私の考えは山崎元氏と同じで、一括投資もドルコスト法も同じ。まして毎日だろうが毎月だろうが違いはなく、それをわざわざドルコスト法がいいとか、毎日積立がよいなんて言うのは寝言は寝て言えといいたいだけ。
まして、長期でみれば相場が右肩上がりであることを前提にするのなら、ドルコスト法による「機械損失の発生」を考えなくてもいいのか?と山崎氏と同じ突っ込みを入れているだけでしかなく。

まぁ、この投資信託のこの9年で正しいシミュレーションができるのか?
それだけですべてを断言できるほど、正確な結果がでるのか?
と問われれば、そんなの無理だし、できないとしか言えません。
そらそうです、有名どころの世界規模の株式に投資をするような投資信託の一番古いものでも9年しか運用されていません。
他にもっと長いものがあるとしても、30年やそれ以上のものは日本ではありませんから。
そして、今回のシミュレーションする期間には、リーマンショックという大きな暴落イベントがあります。

なので、正確な結果にはなりえないだろうが、という前提がつくことになります。
とはいえ、毎月1回積立を行う場合と毎日積立を行う場合とでは、比較がそれなりにできそうです。
その結果が大きく差があり、どちらかが優位だと明確に表せるなら、それは十分有意義なシミュレーションだったと言えるかもしれません。

計算前から言うのもなんではありますが、たぶん、違いなんて出ない。殆ど同じで、毎月1回の30パターンの平均くらいが、毎日積立と同じくらいになるのではなかろうかと予想しています。
まして、毎月1回の30パターンが殆ど同じような結果なら、毎日積立することに意味なんて殆どないと言う証明にもなるでしょう。

「労多くして功少なし」となったら、ま、毎日積立なんて意味ないから、普通のドルコスト法をやっている人のように月1回程度でやっておけばいいという結果になるでしょう。
上で書いた通り、これで全部を示せるわけじゃありません。
リーマンショックのような暴落がない10年なら?世界の株式に投資する投資信託だって指数と乖離するものもあるので別の投資信託なら?期間が10年(今回のシミュレーションでは9年)なんて短すぎる、もっと10年後や20年後になってもっとデータが集まったときにしか評価できないでしょう!とか、いろんな意見が出ることは分かっています。

ですが、今は、この程度のデータしかなく、その範囲でシミュレーションをして、物事を定量的に見てみたいと思いませんか?

トンデモ理論の感情的な説得力皆無の話より、分かりやすいような気もします。
ま、結果は概ね予想ついているので、あとは、その予想に比べてどれくらい違いがあるのか、それが見れると面白いかもしれないといったレベルの話です。

ま、やる事は簡単でも面倒な話ではありますので、だれか代わりにやってくれないかな~っと思いつつ、休みや暇なときにでもちょくちょくやっていくつもりです。まだ~?と言われつつ、もうちょっと待ってほしいかも、、と常に言い訳を言いつつ、、ってならないように、、、と思ってはいるんですが・・・(苦笑


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Flash Crashと影響の推論

最近の市場動向では、異常値を示す場合があり、それを拾う手法としてフラッシュクラッシュファンドと言うのが言及されるようになりました(具体的な商品は不明ですが、Risk.net(有償)という金融リスク管理の専門誌で言及された内容になります)。

Flash Crashは、高速取引(HFT)やAIによる自動取引の影響ともいわれているようですので、このあたりの下振れを大きく得られる可能性はあります。

しかし、日本以外にトランプショックはなく、ブレクジットだって日本が一番大きく影響されていますので、日本が一番振れ幅が大きいように感じます(感覚ですw)

日次購入で明確な優位性が発揮できる可能性としてはこのくらいだと感じますけど、世界的に分散した場合にはこの優位性も消される傾向になるはずですね。 

そうなるとある程度の頻度での購入と毎日購入との差異というのは統計的なサンプリングの妥当性に似たような話になりそうな気がします。

No title

> Colorless Freedomさん

日本は、何が起ころうと、最初に下がり、そしてその下がり幅が大きいような、、、
私もそんなイメージがあります。


統計を考えるのなら、仰るとおりになると私も思っています。たぶん、サンプリングが如く1か月に1回だろうが、毎日だろうが概ね同じ結果になるのではなかろうかと予想しています。
それを毎日積立が一番いいんだと豪語する人がいるのなら、本当にそうなるのか?が今回のシミュレーションの目的です。

当然、違いがなければ、あれだけ豪語する訳がないと思っていますので、結果をシミュレーションを行う前から楽しみなのですが、じ、時間があまり取れず、、、
とはいえ、遅くともGWまでには、、、う~ん、難しいかなぁ、、、
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